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Flutterでアプリ開発費はどれくらい安くなる?費用の目安と向き不向きを解説

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Flutterでアプリ開発費はどれくらい安くなる?費用の目安と向き不向きを解説

「Flutterで作ると安くなると聞いたけど、実際どれくらい?」——アプリ開発のご相談で、よくいただく質問です。

結論から言うと、iOSとAndroidを1つのコードで同時に作れるFlutterは、両OSを別々に作るネイティブ開発に比べて工数を抑えられる可能性があります。ただし、どんなアプリでも安くなるわけではなく、向き・不向きがあります。

この記事では、Flutterでの開発を行うゴンムラの視点で、費用差の理由から向き不向き、つまずきやすい点まで正直にお伝えします。「安さ」だけで判断して後悔しないための材料にしてください。

※費用は各社が公開する相場情報をもとにした一般的な目安です。要件により大きく変動します。

一般的な目安: 同等のアプリであれば、Flutterはネイティブ開発に比べておおむね30〜50%のコスト削減が見込めるとされます(削減率は機能のネイティブ依存度によって変動します)。

そもそもFlutterとネイティブ開発は何が違うのか

まず前提を整理します。ネイティブ開発は、iOSはSwift、AndroidはKotlin/Javaで、OSごとに別々に作ります。つまり、実質2本分の開発が必要です。

一方のFlutterは、1つのコード(Dart)でiOS・Androidを同時に作ります。いわゆるクロスプラットフォーム開発です。

費用に効くのは、この一点です。ネイティブは両OS分の設計・実装・テストがそれぞれ発生しますが、Flutterは共通コードの割合が高いぶん、同等のアプリなら総工数を圧縮できます。

工数はどこで変わるのか(傾向の整理)

具体的な工数は要件によって変わりますが、ネイティブとFlutterでは工数が発生する「かかり方」に一般的な傾向の違いがあります。

観点ネイティブ(iOS+Android)Flutter(1コード)
画面・機能の実装iOS・Androidそれぞれに実装が必要で、実質2本分の工数が発生しやすい共通コードの割合が高く、その分の工数を圧縮できる
両OSの見た目・挙動合わせOSごとに個別調整が必要で、差異のすり合わせに手間がかかりやすい共通コードのため見た目・挙動を揃えやすい
改修・追加開発のしやすさ両OSに同じ改修を二重に入れる必要が出やすい一度の改修が両OSに反映されやすい

一般的な目安: 同等のアプリであれば、Flutterはネイティブ比でおおむね30〜50%のコスト削減が見込めるとされます(削減率は機能のネイティブ依存度で変動します)。たとえば中規模のアプリをネイティブで2,400〜4,000万円と仮定した場合、Flutterでは1,200〜2,000万円程度になるとする試算例もあります(これは一社の仮定に基づく例で、統計値ではありません)。

Flutterが向いているケース/向いていないケース

安さだけで選ぶと失敗します。向き・不向きを正直にまとめます。

向いているケース

  • iOS・Androidを同時にリリースしたい
  • 予算・スピードを重視したい
  • 標準的なUI/一般的な業務・サービスアプリ

向いていないケース

  • OS固有の高度な機能をフルに使う(最新のOS機能・特殊なハードウェア連携 等)
  • 重い3D・ARなど、描画性能を極限まで求める
  • ネイティブならではの最高峰の操作感・表現が最優先

判断の考え方: 一般的には「OS固有の高度な機能や描画性能が要件の中心かどうか」で見極めます。中心であればネイティブ、そうでなくスピードやコストを重視するならFlutterが適することが多く、要件を伺ったうえでどちらが合うかをご提案します。

クロスプラットフォーム開発で注意したいポイント

「メリットだけ」で判断すると後で困ります。Flutter開発で一般的に注意が必要とされるポイントを整理します。

OS固有機能への対応

カメラ・生体認証・プッシュ通知の細部など、OS固有の機能を使う部分は、Flutter単体で完結せずネイティブ側の実装(プラットフォームチャネル)を挟む必要が出ることがあります。要件段階でこうした機能の有無を洗い出しておくと、後の想定外を減らせます。

プラグイン/ライブラリの制約

Flutterは豊富なプラグインで多くの機能を実現できますが、使いたい機能がプラグイン依存の場合、そのメンテナンス状況やOS対応状況に左右されることがあります。中核機能ほど、対応するプラグインの成熟度を事前に確認しておくのが安全です。

特定端末・OSバージョンでの挙動差

端末やOSバージョンによって見た目・挙動に差が出ることがあり、幅広い端末を想定する場合はテスト範囲の設計が重要になります。

こうした点は、事前に分かっていれば設計で回避できます。「やってみないと分からない」を減らせることこそ、開発実績のある会社に頼む価値です。

よくある質問

Flutterで作れば必ず安くなりますか?

多くの一般的なアプリでは総工数を抑えられます。ただし、OS固有機能を多用するアプリや高い描画性能が必要なアプリでは、必ずしも安くならず、ネイティブが適する場合もあります。

Flutterで作ったアプリは動作が遅くないですか?

一般的な業務・サービスアプリでは、実用上の問題はほぼありません。重い3D・ゲームなどは、要件次第でネイティブを検討します。

あとからネイティブに作り直すことはできますか?

可能ですが、作り直しのコストがかかります。だからこそ、最初の要件整理でFlutterが適切かを見極めることが重要です。

まとめ

Flutterは「1つのコードで両OSを作れる」開発手法です。そのぶん、同等のアプリなら費用を抑えられる可能性が高くなります。

ただし万能ではありません。OS固有機能や描画性能が要件の中心なら、ネイティブが適することもあります。

大切なのは「安いから」ではなく、「このアプリに合っているか」で選ぶことです。

ゴンムラでは、要件を丁寧にヒアリングしたうえで、Flutterとネイティブのどちらが適しているかを含めて最適な進め方をご提案します。どちらが合うか分からない段階でも問題ありません。まずはお気軽にご相談ください。