アプリの開発が終わるころ、開発会社から「保守は月額〇万円です」と見積もりが届き、その金額が高いのか安いのか判断できずに「アプリ 保守費用」と調べていませんか。結論から言うと、月額の金額そのものより、その金額に何が含まれているかを確かめることが判断の軸になります。この記事では、Gonmura が実際に請求・提案している月額保守の金額と、含めている内容、費用の分けどころを紹介します。
保守の見積もりの内訳を一緒に確認したい方は、お気軽にご相談ください(相談する)。
結論: 実績は月1.1万円〜8.9万円。対象によって大きく違う
Gonmura の入金管理シートと案件でのやり取りを見ると、月額の保守は対象ごとに次のとおりでした(税込。顧客名は伏せています)。
| 対象 | 月額(税込) | 期間・状況 |
|---|---|---|
| 大手企業の一般向け公式アプリ(iOS/Android) | 55,000円 | 2024年6月〜2026年3月 |
| 介護事業所向けの業務アプリ(管理画面つき) | 89,100円 | 2025年7月〜 |
| コーポレートサイトのデザイン保守 | 11,000円 | 2023年11月〜 |
| ネットショップ(Shopify)の保守 | 35,000円 | 2026年6月に提案(ほかのネットショップ案件と同じ額) |
同じ「アプリの保守」でも、業務アプリのほうが一般向けアプリより月額が高い結果でした。月額の差は 34,100円(89,100円 − 55,000円)です。ただし、この差が生まれた理由の内訳は記録に残っていないため、ここでは理由を断定しません。
表を見るときは、次の2点に気をつけてください。1つ目は、対象が違えば作業の量も違うことです。サイトのデザイン保守とアプリの保守を、金額だけで並べても比べられません。2つ目は、ネットショップの35,000円が、実際に契約が続いた金額ではなく「提案した金額」であることです。
大切なのは、他社の金額と並べて高い・安いを決めるのではなく、「自社のアプリの保守に何が含まれるか」を見積もりの段階で聞くことです。費用の一般的な相場と内訳は「アプリの運用・保守費用の相場」で解説しています。
保守に含めている内容: ネットショップの場合
月額35,000円で提案したネットショップの保守には、次の4つを含めています。
- いつもの保守(ほかの案件と同じ内容)
- 原稿の差し替えなど、軽い修正
- 導入しているアプリ(拡張機能)のアップデート
- 顧客データ・商品データのバックアップ
見積もりを受け取ったら、この4つのように「何をしてくれるのか」が書かれているかを確認してください。「保守一式」とだけ書かれている場合は、含まれる作業を一つずつ聞くところから始めます。
とくにバックアップとアップデートは、作業が目に見えないぶん、含まれているかどうかを見落としやすい項目です。何かが起きたときに困るのは、この2つです。見積もりの文面に書かれているかを、先に確かめておきます。
修正を頼む回数で、月額に含めるか都度払いかが変わる
Gonmura では、保守とは別に商品ページの修正を1点ずつ頼まれる場合、1点6,000円で受けています。定期的に修正を頼むお客様には、その修正費も月額に含められることを早めにお伝えし、保守へ切り替えてもらいやすくする方針にしました。
月額35,000円と、1点6,000円の都度払いを、修正の点数ごとに並べると次のとおりです。
| 1か月の修正点数 | 都度払いの合計 | 月額35,000円との差 |
|---|---|---|
| 2点 | 12,000円 | 都度払いが23,000円安い |
| 4点 | 24,000円 | 都度払いが11,000円安い |
| 5点 | 30,000円 | 都度払いが5,000円安い |
| 6点 | 36,000円 | 月額が1,000円安い |
| 8点 | 48,000円 | 月額が13,000円安い |
35,000円÷6,000円は約5.8点なので、修正だけを目当てにするなら、毎月6点前後が月額と都度払いの分かれ目です。ただし月額にはバックアップやアップデートも入っているため、修正の費用だけで決めないでください。
運用で決めておくこと: 有料の拡張機能の支払いと請求日
有料の拡張機能の利用料は、お客様のクレジットカードで直接払っていただいています。ドル建てで金額が動くため、Gonmura が立て替えると毎月の請求額がぶれるからです。
保守の請求は、毎月20日ごろに翌月分を出す運用です。見積もりの段階で「月額に含まれない実費は何か、誰が払うか」「請求はいつか」を確かめておくと、運用が始まってから費用が想定外に増えることを防げます。
月額の金額が同じでも、実費を誰がどう払うかで、毎月の支出は変わります。社内で説明するときは、月額の保守費と、別に払う実費を分けて示すと、あとから金額の差を聞かれても答えやすくなります。
勧めない場面: 修正が年に数回で、更新作業もほぼ無い場合
修正を頼む回数が少なく、バックアップや拡張機能の更新も自社で回せるなら、月額の契約より、修正のたびに頼む都度払いのほうが合う場合があります。月額の保守は、「毎月どこかが動く」「止まると困る」アプリに向いた契約です。
次にやること: 保守の見積もりを比べる前の3ステップ
- 情報システムや事業の担当者が、過去1年に直した・頼んだ修正の回数と中身を書き出す
- 見積もりの月額に含まれる作業(修正・アップデート・バックアップなど)と、含まれない実費を、開発会社に一つずつ確かめる
- 修正の都度払いの単価と月額を並べ、自社の修正回数でどちらが合うかを計算する
開発費の全体像は「大阪でアプリ開発を依頼する費用相場」で確かめられます。

